先日、材木会社の代表の方とのやり取りの中で、気付かさせて頂きたことがありました。
よく庭などの屋外で使用する木材で、特に庭に設置するデッキを作る際、長く使う上で腐らない
木材を使用して欲しいと御客様からご要望を伺うことがあります。
そのようなときにご提案させて頂くが、水や土に直接触れていても腐ることのない、
アセチル化木材のアコヤ素材です。
食酢の成分でもある酢酸の一種「無水酢酸」を高温で木材と反応させ、木材組織の細胞壁内の
“水酸基”を“アセチル基”に置き換えるという化学修飾法によって、木材細胞壁の疎水性を飛躍的
に高め、腐朽菌の酵素分解能力が抑制され木材の耐腐朽性能が非常に高くなりまた、木材の
含水率の変動が減少し寸法安定性能が飛躍的に向上された木材です。
御客様と同じような質問を木材会社の代表へ伺った所、その方はこう言われました。
「自然界に存在する全てのモノは最後はちゃんと土に帰ってその役目を終える。
木も当然、同じことで、人間の都合で腐らないモノを作ること自体、自然界の摂理、循環から
逸脱している。」とのことでした。
その方の言われることにアコヤ素材とは木そのものの細胞を潰すことで、生きている木を
プラスチックのように変えてしまうのだそうです。
お話をお聞きして考えるのが、人も老いること、最後は土に帰ることを日々の生活の中で
忘れがちになってしまうこと。
無意識の内に、自分の生きている時間のモノサシだけでは大事なことをおざなりにしてしまう
のだということを実感させて頂きました。
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