七五三は古くからの風習である三才の「髪置」、五才の「袴着」、7才の「帯解」に由来する
と言われています。
11月15日に盛大にお祝いするようになったのは、江戸時代からのことで、五代将軍、徳川綱吉の
息子の徳松の健康を盛大に祈願いたことから、それが庶民に広がったとも言われています。
現代とは違い、当時は医療も進んでいなかったために乳幼児の死亡率も高く、子どもを七五三の
年齢まで育てることは大変なことでした。
「七つまでは神の内」と言われ、七つまでの成長は神様にお任せするしかないというのが当時の
親の心境で、無事に七五三の年齢まで見守って下さった氏神様やご先祖様へ感謝の心を
伝える意味で参拝することを七五三という行事に込められています。
以前、東京国立博物館で古代エジプト文明展を見た際、数多くのミイラが展示してありました。
権威ある者が死ぬと、その者の生き返りを信じて焼いたり、土に埋めることなく、体の全ての水分を
抜き取り、ミイラとして安置されます。
しかし、大部分を占めるのが子どものミイラでした。
当時のエジプトでも、子どもは弱さの象徴であり、早くに子どもに先立たれた親の思いがミイラに
込められていたのだと思います。
先進国に生まれると、死が遠く感じてしまいますが、七五三という行事を通じて改めて、
生きやすい環境が素晴らしいことなのだと実感していきたいものです。
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