日本の美意識を様式化された概念の一つである「わびさび」は生まれた室町時代に花開いた
一つに枯山水園があります。
単に枯山水と言っても乾山水、唐山水、枯山水(フルセンスイ)、枯水形(カレミズガタ)、
から泉水、枯山水(コセンスイ)などに細分化されるそうです。
では枯山水とは何を指すものなのかというと、水のない庭のことで、水を用いずに石や砂などを使
い、山水の風景を表現する庭園様式です。
「枯山水」という字が最初に作庭の用語として使われるようになったのは、平安時代の人、藤原頼
通の子、橘俊綱が編集した「群書類従」の中に出てくるそうで、その歴史は深いものですね。
水を感じさせるために水を抜いた枯山水は日本人の究極の「引き算の美学と思想」を表した
最古たるものとされています。
今でこそ、和食などでも食材そもののを活かす為に味付けなどは引き算するなどと、普通に
言われる時代ですが、その大本はこの枯山水の誕生から概念付けられたと言われる方も
多くいます。
目の前に広がる水のない山水を見ることで見ている人の心の中に「胸中山水」が生み出され、
一人ひとりの真の山水が見えるとされています。
枯山水を深めると当時の人達の心眼力の豊かさを感じさられますが、現在の枯山水はホテルや
旅館、公園などの片隅にあるミニスケープにされてしまっていることが多く、少し残念です。
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