昨日、東京の国立競技場での最後の大学ラグビー、早稲田対明治が開催されました。
1923年12月24日に初戦が行われ、以後戦争による中断を挟み現在まで定期戦89戦・大学選手権
での対戦12戦を数え、長らく「伝統の一戦」と呼ばれ続けています。
名前の呼び方も早稲田の学生にとっては「早明戦」であり、明治の学生にとっては「明早戦」で
あり、先に母校が来るのが両校にとって正式であり、こだわりです。
学校のイメージカラーである早稲田の臙脂と紫も真紅と紫紺と呼ばれ母校への誇りの象徴として
大切にされています。
会場が国立競技場となったのは、1973年にこれまで会場となっていた秩父宮ラグビー場が改修工
事に入ったためで、その後観客数が増えて秩父宮では収容しきれなくなったため固定された経緯
があります。
しかし、アマチュアスポーツで5万人の収容力のあるスタジアムを満員にすることはこの、早明戦
ぐらいでしょう。
「縦の明治」「重戦車FWの明治」に対し、「横の早稲田」「BKの早稲田」と、チームカラーが余りに
対照的なのも、源平から続く二強対立の好きな日本人の感性に合っているとよく表現されますが、
ポーツライターの二宮清純は早明戦について、技術論の早稲田、精神論の明治と評しています。
これだけの注目度のある一戦なだけに、この一戦にかける選手のモチベーションも高く、
シーズンの成績、チーム状況とはあまり関係なく、毎年拮抗した素晴らしい戦いを見せるのが、
人としての不思議なところです。
やはり人は心で生きていて、心で動いているのだとつくづく、感じさせてもらいます。
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